はじめまして。
新卒から約2年間、制作会社のADとして働いた経験のある濱内です。
このページではADという職業を
何処よりも分かりやすく徹底的に解説していきたいと思います。
給料や休日については会社や番組によって大きく異なります。
あくまでも私の体験談として読んでいただけますと幸いです。
この記事は…
- ADの給料面・待遇面が気になっている方
- 将来、ADを目指している方
- 転職でテレビ業界を考えている方
- 1度きりの人生で一回はADになってみたい方
- 就活の幅を広げたい方
はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次で飛べるので読みたいところをクリックしてくださいね。
制作会社ADの給料について
皆さん、一番ここが気になっているのではないでしょうか。
そうです。ADはいくらもらっているのか問題!
ADを目指している皆様にはぜひ知っていただきたいです。
では、さっそく公開したいと思います!
(新卒で制作会社のADになった+正社員だが在籍が2年で浅い、
ということも踏まえて見てほしいです!)
【新卒・正社員】
額面 約24万円
~内訳~
・基本給 20万円
・みなし残業代 3万円(20時間分)
+20時間分を超えた残業代は別途支給。
・交通費 1万円
手取り 約19万円
毎月の給料に加えて、夏と年末に10~15万円のボーナスがありました。
これらを踏まえると、
24万円×12か月=288万円
ボーナスを年2回15万円として30万円
ざっくり年収は約318万円くらいでしょうか。
(この約318万円に20時間を超えた残業代が加算されてきます。)
こう見ると、スタートラインは
他の企業の新卒とさほど変わらないのではないのでしょうか。
昇給は年に1回あって、毎年約5000円ほど上がるようでした。
ただ、業界としては労働に対して賃金が低い傾向にあります。
ADになるならココを気にして勝ち組になれ!
これでも私の入社した制作会社は業界で見ると、割ともらえているようでした。
制作会社の中には、残業代が全くつかない会社やボーナスがない会社も…
番組内では、いろいろな会社からADが集まっています。
大体同じ働き方なのに所属する会社によって給料に大きな差が出てくるのは
ADあるあるなんです。これがメンタルに来る人も結構いると思います。
これからADを目指す方たちがそういう思いをしないように、
「好きな番組を制作している会社」という軸を一番先に持っていきつつ、
募集要項をしっかり吟味して面接に進んでいただきたいです…!
私は、「もうADをやれれば、契約社員でもアルバイトでもいい!」
そう思ってました。あの時、給料面を全然気にしていなかった自分を
ぶん殴りたいです。お母さんと何度大喧嘩をしたことか…笑
なので私の場合は、正社員であればADを目指してもいいという制約の中で
就活をしていました。私は、好きな番組を制作している会社を選んで、
入社した後に給料面が気になり始めたタイプだったので、
ボーナスのある会社に入社できて本当にラッキーだったし、
お母さんに感謝でしたね。
なので、ココで気にしてほしいのは
- 残業代がちゃんと出るか
- どのくらいのみなし残業代が含まれているのか
- ボーナスがあるか
この3つです。お金が全てじゃない!という方ももちろん間違ってません。
むしろ、この業界はお金とか言っている人は少ないです。お金よりも、
テレビ愛・芸能人愛が勝っている人達の方が多いです。
ただ、最初そう思っていた自分でさえ、他と比べてしまって病んだ
経験があるので、そう思ってしまいそうな方は
上記の3つを気にしてみてください。
そもそも!
制作会社ではなく、テレビ局に入社すればそんな心配はいりません。
給料面やら待遇面やらボーナスやら、全てにおいて
制作会社と天と地の差があります。
競争率はものすごく、簡単に目指せ!とは言えませんが、
挑戦は絶対した方が良いと思いますよ!
制作会社の福利厚生について
私の体験談にはなりますが、私の制作会社は以下の福利厚生がありました。
・スマホの貸し出し
・adobePremiere購入費補助(多くの制作会社である福利厚生です)
・年に1回の健康診断
まあまあこんな感じですかね。
可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
給料面と同じく、福利厚生もきちんと吟味することが
ADを長く続けるのに大切なことです。
私が欲しかった福利厚生は「macの貸し出しあり」ですかね!
現在、テレビ業界の多くはmacのパソコンを使っています。
なので入社時macを持っていない勢は、入ってすぐ購入はできずとも、
将来的にmacの購入は必須なので少し苦労します。
私も入社して4か月後に、お母さんに20万円借金して購入しました。
macを貸し出している制作会社もあるので、そこも要チャックです!
macを購入したら、オススメしたいのが
パソコンケース・macカバーの購入・
キーボードカバーの購入・保護フィルムの購入です。
すぐに手の油や指紋で汚れるので、早めの購入をお勧めします。
制作会社ADの休日について
次に休日についてお話したいと思います。
一般的な会社の休日日数には「120日」という基準があります。
これは、完全週休2日+祝日がお休みだと満たす日数です。
ほとんどの企業の休日日数が120日以上であるのに対し、
ADの休日日数が一体何日なのか。気になりますよね?
1年目と2年目の1年間の休日日数を数えてみました。
結果は1年目が110日、2年目は94日でした笑
どうでしょう?気持ち的に許容範囲でしょうか?
2年目の94日と120日の間には、26日という差が生まれてきます。
2年目でこの数字であれば、それ以降の年次では
さらに日数が少なくなる可能性があります。
この数字から見ても、ADという職業が
いかに過酷で体力勝負であることが分かると思います。
最後に~長く続けるために考えてほしいのです~
私はADを目指し、実際に経験し、挫折し、辞職に至った経験があります。
あんなになりたかった夢を叶えたのに、たった2年で辞めてしまいました。
そこには自分への甘さももちろんあります。
ですが、これにははっきりとした原因があります。
結局、舐めていたんですよ。テレビ業界の大変さを。
給料なんて安くていい!休みなんてなくていい!と今思っていても、
辛くなる時は必ず来ます。
皆さんの覚悟なんて、すぐに淘汰されてしまうんです。
だから、目指す前に・入社する前に少しでも心の準備ができればと思い、
このブログをはじめました。
ただ、この2年間で経験したことは死ぬまで忘れません。
楽しくもあり、充実した思い出ばかりで、ADという道を選択したことは
後悔していません!
今一度、本当に自分がADになりたいのか、給料や休日といった
客観的な数字を見て考えてみてくださいね!
このブログを読んでくださっている皆様のことを心より応援しております。